妊活と三十路ブルー

不妊治療中の30代前半女性です

6話 「量とかあるの?」

※性的な話を含みます。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

妊活開始から5か月経ったころ。

 

さすがに、焦り始めました。

 

子作りの儀式自体がうまくいかず。

時々、私の中で「おっ!今回はいけたのでは?」と思った時も

翌月には当たり前のように生理が来ました。

 

夫に生理が来たことを伝えると

「うん。今月はあんまり期待してなかったから」

と言われ、

(なにそれどういうこと?)

と思ってました。

 

よくよく聞くと…

行為の際、夫の分身ちゃんたちが出たことには出たけど、量はほんのちょっぴりだった、ということらしいのです。

 

えっ?量とかあるの?

 

私はまずそこが驚きでした。

 

~射精すれば妊娠する確率はぐんと上がる。だから避妊は大切~

 

中学や高校の保健体育では、そう習いました。

正直言って、1回でも避妊せず行為をすれば、かなりの確率で子どもができると信じていました。

だからこそ、きちんと準備が整うまでは、妊娠しないよう注意を払わないといけないのだと…。

 

えーっ、妊娠に精子の量って、関係するんだ…

じゃあ、なんとかかんとか行為をしても、結局量が出なかったら意味ないってこと?

結局、夫にかかっているってこと?

 

もちろん今では、妊活は夫婦で臨むものと協力しあっていますが、

当時は

(ED?射精障害?)

と、夫ばかりを問題視していた時期でした。ごめんね。