妊活と三十路ブルー

不妊治療中の30代前半女性です

7話 私と生理

妊活から半年近く経過。

 

生理が来たら、お酒を飲むようになっていました。

元々お酒はそんなに飲まないので、妊娠したらできないことをしようという反動でしょう。

そして、生理が来たことへのつらさを少しでも忘れるためでもありました。

 

 

 

そもそも、私は生理が大嫌いだったんです。

中学までは生理との付き合い方が分からず、いろんなものを汚しました…

まぁ、下着を汚すことは最近でも普通にありますが…。

 

高校の頃から、生理前は

・強い眠気

・イライラ

・落ち込み

が出てきました。

ものすご~くネガティブになり、反抗期もあいまってイライラが強く、授業中は眠くて仕方がなく。

むしろ生理が来ると「あっ、生理前だったから情緒不安定だったんだ」とホッとするくらいでした。

 

そんな状況が長いこと続きました。

いつからだったか、

・過食

・強い腹痛

が加わりました。

 

一時期、産婦人科に行き漢方(加味逍遥散)を処方してもらい飲んでいましたが、私はあまり変化を感じませんでした。

 

仕事を始めてから、本当に困るようになりました。

生理前から生理中は、出勤前からお腹がとてつもなく痛い!

職場に着いても仕事中なのに眠い!

生理の日はできる限り有給を取るようにしていましたが、もちろん毎月取れるわけではなく。

どうしようもない日は、昼休みに自分の机で寝ていました。

 

私にとっては、これが長年付き合ってきた日常でした。

産婦人科に行って相談しても、毎回漢方を処方されるだけで改善しなかった。

きっと、もっと重い生理の人は沢山いて、私は軽いほうなんだろう、だから漢方しか処方されないんだろうなと思っていました。

でも、閉経を迎えるまで、毎月ずっとずっとこの腹痛と眠気と戦わないといけないのかと思うと、もうすでに戦意喪失。

なんで女性に生まれてきたんだろう。

男性に生まれたかったと、何度も何度も思いました。

 

さすがにつらくなったので、意を決して別の産婦人科に行ってみました。

そこで初めて、子宮内膜症の傾向はあるかもしれないと言われました。

「あっ、病気の傾向が見られるくらい、重い生理だったんだ」

と、そこで初めて知りました。

すぐにピルを処方してもらい、そこから数か月で生理のつらさは激減。

眠気がずいぶん落ち着き、経血量もぐっと減りました。

気持ちの落ち込みも、強くは出なくなりました。

生理の期間を、こんなに楽に過ごしていいの!?

と思うくらいの初めての体験でした。

 

 

 

こうしてピル頼りの生活が続いていたので、妊活を始めてから再び生理のつらさを思い出したのです。

前ほど強い痛みや眠気は出なくなっていましたが、それでもやはりピルを服用していた時の方が調子は良く。

「あー、またピル飲みたいなぁ」

と思ったこともありました。

 

早く妊娠しないと、またあのつらい生理がやってくる。

 

いつしか、この恐怖におびえていました。