妊活と三十路ブルー

不妊治療中の30代前半女性です

2年目1話 仕事と劣等感

妊活が2年目に突入。

 

2年目は、

基礎体温をつけたり

排卵日をチェックしたり

妊活に本格的に力を入れていたのに加え、

職場内でいろんなことがありました。

 

私が

早く子どもが欲しい!

と思っていたのは、私の仕事内容が関係します。

今回は私のお仕事について少しお話します。

 

 

私は子どもと関わるお仕事をしています。

元々子どもが好きだったので、なりたくてなった職業でした。

 

ただ、好きを仕事にすることの難しさや、

自分の勉強不足を感じたり、

責任の重さに押しつぶされそうになったり、

本当にこの仕事は合っているのだろうかと悩んだ時期も長かったです。

 

大きく悩んだことの1つが

「親になったことがない」

ということでした…😢

 

子どもと関わるお仕事は、親御さんとの関わりも大切になります。

親御さんとのやり取りはそこまで苦ではなく、大事なお子さんの成長を一緒に見守り、一緒に喜んでいけることにやりがいを感じていました。

そして私も、いつか子どもができたら、親の気持ちも分かって視野が広がるのだろうと思っていました。

 

そんな中。何が苦だったかと言うと、職場の環境です。

私の上司は、親御さんとのやり取りを重視する方で、

実際にものごとの伝え方は上手で、見習って学んでいました。

 

ただ…。

何をするにも、子どものいない私の意見は、なんだか通りづらかったように思うのです。

 

私が何を意見しても、

「親の目線から言うと」

「子どものいる身からの意見だけど」

と前置きの上却下されたり、

 

「親の立場としてはどう思う?」

と、お子さんがいる同僚に投げられてしまうのです。

 

これが本当に悲しかった

そして、悔しくて悔しくて。

 

 

当時の私には、上司からの言葉や態度は、

「あなたは親の気持ちが全く分かってない」

「子どものいない人はなんも分からないからダメ」

「やっぱり子育て経験のある人の意見は一味違う!」

と聞こえていたのです。

 

本当につらかったです。

ものすごい劣等感に襲われました。

どうして私はまだ子どもがいないのだろう。

子どもがいないと意見が通らないなら、この仕事辞めようかな。

とまで考えました。

 

でも、辞める勇気もなく…。

 

希望の光は、妊娠でした。

私が今妊娠すれば、

親の気持ちも少しは分かるようになるだろうし、

自分の意見も通りやすくなるかもしれない。

 

だって。

子どもと関わるお仕事へのパスポートは

「子どもがいること」なんでしょう?

 

それが当時の妊活のモチベーションでした。