職場にてお2人から妊娠報告があり、
どこの病院に通ってるか、ベビーグッズは何がおすすめか。
この頃、休憩時間が大嫌いでした。
赤ちゃんが欲しいなら、 そういう話も耳を傾けるべきと思われるかもしれません。
私もそう思います。
でも、そんな余裕ないのです。
妊娠って奇跡とよく言いますが、
私の中では、宝くじのようなもの、という感覚でした。
何枚も購入すれば(タイミングを取れば)、 それだけ当たる確率が上がる。
反対に、購入枚数が少なければ(タイミングが少なければ) 当たりにくい。
宝くじ売り場に当たりくじが出にくいなど問題があれば(体の不調)、まずは改修(治療)から。
2人は、宝くじに当たったのです。
だから、宝くじの使い道(出産後のこと)について話せるのです。
私は、まだ当たっていないのです。
当たってない宝くじについて真剣に考えることは、 私にはできませんでした。
そんな中、これまた驚くべきことが起きます。
すでに4人お子さんがいる方から、 申し訳なさそうに報告がありました。
実は、また妊娠しまして…
えー!!5人目ー!?
と、職場は大盛り上がりでした。
しかも、出産予定日は、 すでに妊娠報告のあったお二人とほぼ同時期。
「実は皆さんから妊娠報告があった頃から、
私もかも…とは思っていたんです。
ただ、さすがに3人一気に報告するのはと思って…。」
あ、みんないなくなるんだ。
そうなんだ。
私、妊娠してる場合じゃないじゃん。
「それに、実はかなり迷ったのもあって。
まさかまた妊娠すると思ってなかったので
夫ともかなり話し合いました…」
しかも、生むかどうか迷えるのか…
ふーん…
なんて思っていたら、皆の視線がパッと私のほうに向き、
「次はさとりっこさんの番だね!遠慮しなくていいからね!」
と言われました。
本当に嬉しかったのを覚えています。
職場の皆さん、 本当は私が子どもが欲しくてたまらないことを、
よく分かってくれているんだなと 思いました。
そして、小さい部署なので、実際問題は3人も抜けるのはかなり厳しいのですが、
次こそは、本当に私にコウノトリがやってくるかもしれない。
本当に本当に、次は私。