妊活と三十路ブルー

不妊治療中の30代前半女性です

2年目21話 さようなら妊婦さん達と罪悪感

おはようございます。

 

今日は久しぶりに2年目のことについて。

 

<前回のお話>

2年目20話 まだ不妊治療には踏み切れない - 妊活と三十路ブルー

 

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<2年目のあらすじ>

・小さな職場で働いているが、同僚3人が同時に妊娠される

・その分、負担が私に来る

・早く妊娠したくて整体に通い始める

・それでも結果が出ず。

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今回は、同僚が一気に妊娠された時のしんどさについて、書いてみようかなと思います。

 

 

妊娠の先を越されるつらさやしんどさ、

妊婦さん達の話に混ざれない悲しさはこれまで書いていましたが、

 

実は、それ以上に、

 

職場での立ち位置

 

がしんどかったのです。

 

 

 

子どもと関わる仕事をしているので、

子どもと運動したり、車を運転したりが通常業務だったのですが、

上司から

「妊婦さんを動かしちゃダメ」

と、ハッキリとお達しがありました。

 

 

負担になりそうなことは、全て私に回ってきます。

 

高いところのものを取る時は必ず私が取らなければいけなかったし、

(まぁこれは普通に心配だったので、仕方ないかなとは思いますが)

 

ちょっと手の出やすい子どもの相手は、

「妊婦さんには対応させられない」と上司から強く言われ、私が対応するしかなく。

 

 

上司の言っていることは分かる。

でも、じゃあ私に来た負担は、私が1人で対処しないといけないの?

 

私も早く妊娠したい。私も心配される側になりたい…。

 

 

でも、妊婦さん達は、さすがに運動はできなかったものの、

「私も働けますから」と、車を運転してくれたり、やれることはやってくれていました。

 

ただ、その後の上司が怖いのです。

 

「妊婦さんに無理をさせないで」

 

「さとりっこさんが運転してあげて」

 

と言われました。

 

 

 

私は、妊婦さん達のフォローの為に働いているの?

 

 

 

早く産休に入ってくれと、毎日毎日思っていました。

 

 

 

 

 

私だって、もっともっと、妊婦さん達に優しくしたかった。

 

でも、だって。

 

人一倍働かないと、怒られるんだもの。

 

子どもたちだけでなく、同僚の動きも普段以上に見て、フォローに回らないといけなかったのだもの。

 

もうクタクタでした。

 

本当に本当に、仕事に行きたくなかった。

 

私が人一倍働いている中で、妊婦さん達は大きなお腹をさすりながら、

産まれてくる子どもたちの話をしている。

 

なんなら、私抜きで食事会もしていたそうです。

 

 

 

どうして?

 

 

 

私だって妊娠して、妊婦トークに混ざりたかった。

 

私だって、上司から「妊婦さんなんだから」と大事にされたかった。

 

どうして私は大事にしてもらえないの?

 

妊婦さんを大事にするのが当たり前なら、

 

それを支えている同僚は、大事にされなくて、負担が大きくなっても当たり前なの?

 

 

 

例えば、ボーナスがアップするとか、何か見返りがあるならもう少し頑張れたかもしれません。

 

でもそんなこともなく。

 

 

私は奴隷か?召し使いか?

 

 

なんの見返りもなく、同僚3人をフォローできるほど、私の器は大きくありません。

 

 

でも、フォローができていないと、上司から叱られる。

 

 

「妊婦さんを大事に扱うのは当たり前」

 

 

そりゃそうなんでしょうけれど。

 

じゃあ、私のことを大事にしてくれる人は?

私を仕事のストレスから守ってくれる人は?

 

それもあなた、上司の役目でしょう??

 

 

 

 

今回、再び同僚が妊娠して、

 

またあのつらい日々がやってくる…

 

と、戦々恐々としていました。

 

 

 

 

でもね。当時の私。もう怖がらなくても大丈夫だよ。

 

必ず、産休という終わりが来るのだから。

 

去年、妊婦さんがみんな産休に入った時の解放感、爽快感は最高だったよね。

 

「やっと終わった~~~!!!」

 

って思ったよね。

 

私は大仕事をした。

妊婦さん達の負担を少しでも軽減して、無事に産休に入ってもらうっていう大仕事。

 

 

 

これまでは、(もっと優しくすれば良かった…)と思っていたけれど、

でも、当時の私の100%、優しくできていたよ。

 

誰ともケンカしなかったし、嫌味も悪口も泣き言も言わなかったじゃない。

 

大きなこともなく、皆無事に出産できたのは、私のおかげでもある。

そう思っていいよ。絶対いいよ。

 

 

 

これまでは、妊婦さん達に罪悪感があったのだと思います。

 

もっと優しくできなかったのか。

 

でも、上司が「もっとフォローしろ」と言い過ぎていただけで、私は十分やっていた。

 

もう大丈夫。もう、本当に大丈夫。

 

私はよくやった。十分、十二分に頑張った。

 

 

 

書いているうちに、罪悪感が消え、なんだかリラックスモードに入れたみたいです。

 

私は偉い。

 

妊活に向き合っている皆さんも偉い!

 

 

 

さて。クリスマスイブですね。

 

今日くらい、たくさん自分を甘やかしましょう。