妊活と三十路ブルー

不妊治療中の30代前半女性です

9話 想像妊娠

妊活から6か月目。

 

これまで5周期チャレンジしました。

毎回ワクワクドキドキでした。

夫とは赤ちゃんができた時の話を当たり前のようにしていました。

子ども連れの家族を見かけるたびに「私もこうなるんだなぁ」と思っていました。

未来がありました。

 

でも、望んだ子どもはやってこない。

それを証明するように真っ赤な生理が来る、ということが5回繰り返されました。

 

5回。

それも、5か月かけて5回。

ちょっと、心が折れます。

早く赤ちゃん来ないかな。

心が折れた分、強く強く赤ちゃんを望みました。

 

6周期目は、最初は体温を測っていました。

ただ、心が折れかけたのもあって2週間ほどサボり。

それがこちら

 

👇👇👇

 

6周期目

6週期目の特徴は

〇生理は9日間

〇生理周期は36日間(←ポイント!)

〇36.7℃を超えたのは1日だけ

〇36.0℃を超えなかったのは1日

〇やはりガタガタ

 

私は生理が始まる前に数日間、ちびちびと出血があるのですが、それが上記のグラフで言うと33日目から始まりました。

 

またダメだったんだ…

 

妊活を始めてから、6回目の生理。

 

うーん…。

 

 

夫にまた生理が来たかもしれないと伝えました。

苦笑いしながらも「また頑張ろう」と言ってくれました。

でも、悲しそうな顔になり「落ち込むね」とポツリ。

 

初めて、申し訳ないと思いました。

望んだように子どもを授かれなくて、申し訳ない。

あ~、この血、着床出血じゃないかなぁ。そうだったらいいのになぁ…。

 

翌日、夫から

「子どもが産まれる夢を見たよ」

と報告が。

なんでも、私が「産まれる~!」と言っていて、夫がそわそわしていたら産まれ、そこで目が覚めたとのこと。

朝から2人で笑顔になり、正夢になるといいねと話せました。

 

そして、妊娠についてまだまだ何も知らない私は、

ここ数日の出血は本当に着床出血だったのでは?

そういえば生理予定日からずいぶん過ぎたな。

実はお腹に赤ちゃんがいるのでは?

と思ったのでした。

 

というわけで、初めて妊娠検査薬を購入。

2本線が出ると妊娠なんだよね。

 

 

 

…どう見ても、1本しか出ない。

判定の窓は、真っ白。

どれだけ目を凝らしても、白。

 

 

 

なんか変だぞ、私の体。

妊娠でもない、生理も来ない。

これってもしかして…

想像妊娠?

 

「想像妊娠」についてネットで調べながら、「お腹に赤ちゃんはいないんだ」と頭の中で何度も思いました。

静かに泣きました。

それから数時間後、生理が来ました。

正直、ホッとしました。

 

夫に、生理が間違いなく来てしまったことを、涙ながらに報告しました。

「子どもは神様からの贈り物だから」

と励ましてくれました。

 

その日はやけ酒です。

そして、想像妊娠をしてしまうくらい、この5か月で追い詰められていたことに自分でも驚きました。

もっと前向きに妊活をしているつもりだったのに。

妊活がこんなにストレスになっていたなんて。

 

妊活から半年。

あまりにつらい妊活のスタート地点に立ちました。